こんにちは、つむぎです。2024年に新しいNISAが始まってから、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2つの言葉をよく聞くようになりましたよね。でも正直なところ、私も最初は何がどう違うのか、さっぱり分かりませんでした。名前だけ見ても、どちらも投資には変わりないですし。今日は、この2つの違いと、わが家がどう使い分けているかを、できるだけやさしく整理してみます。
つむぎ「成長投資枠」って、なんだかすごく上級者向けの響きがしませんか。私はしばらく、自分には関係のない枠だと思っていました。
2つの枠は、何がちがう?
ざっくり言うと、買えるものと、年間に入れられる金額が違います。
| つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
|---|---|---|
| 年間の上限 | 120万円 | 240万円 |
| 買えるもの | 国が基準を決めた投資信託など | 投資信託・個別株・ETFなど |
| 買い方 | 積立設定のみ(一括では買えない) | 積立も一括もできる |
| 向いている使い方 | 毎月コツコツ自動で積む | 選んで買う・まとまった額を入れる |
2つは同時に使えます。合わせると年間360万円まで。さらに一生のうちに入れられる合計は1,800万円で、そのうち成長投資枠として使えるのは最大1,200万円まで、と決まっています(2026年8月時点のルールです)。
数字が並ぶと身構えてしまいますが、月5,000円から始めた私のような人間にとっては、正直どちらの上限も遠い話です。「上限まで入れなきゃいけない」ものでは全然ないので、そこは安心してくださいね。
わが家の使い分け
わが家の分け方は、ひとことで言うと「毎月の分」と「それ以外」です。
つみたて投資枠は、毎月の自動積立。S&P500(米国の主要500社)とオールカントリー(全世界の株式)の投資信託を、毎月決まった額で積み立てています。ここは一度設定したら基本さわりません。値動きも見ないと決めています。
成長投資枠は、それ以外ぜんぶ。使い道は2つあります。
- 児童手当やボーナスが入ったときに、オールカントリーを一括で購入する
- 米国の高配当ETF(SPYD・VYM・SCHD)を、配当を受け取る設定で持つ
①のほうが、実は出番が多いです。まとまったお金が入るたびに、成長投資枠でオールカントリーを買い足しています。
なぜ、こう分けたのか
いちばん大きな理由は、制度のつくりにあります。つみたて投資枠は「積立設定」でしか買えないんです。
つまり「ボーナスが入ったから今月だけまとめて買う」ということが、基本的にできません。だからまとまったお金が入ったときの受け皿は、成長投資枠になるんですね。わが家が児童手当やボーナスをオールカントリーで一括購入するときに成長投資枠を使っているのは、そういう理由です。
おもしろいのは、買っている中身はつみたて枠と同じオールカントリーだということ。商品を変えているのではなく、買い方(毎月か、まとめてか)で枠を使い分けているだけなんです。
私は長いこと「成長投資枠=個別株やETFを買う、上級者向けの枠」だと思い込んでいました。でも実際に使ってみると、まとまったお金が入ったときの置き場所としての出番がいちばん多いです。ここに気づいてから、ぐっと身近になりました。
もうひとつの使い道である高配当ETFのほうは、「配当金で月10万円」という目標に直結しています。いつか水道代や電気代を配当でまかなえたら、それだけで毎日の暮らしにゆとりが生まれますよね。こちらは「育ったかどうか」より「いくら受け取れたか」を見ています(→ 配当金への道 #01)。



「商品で分ける」んじゃなくて「買い方で分ける」だけだったんですね。そう気づいたら、急に整理がつきました。
最初から2つとも使う必要は、ありません
ここは強調しておきたいのですが、わが家も最初の6年はつみたて枠だけでした。
2018年に月5,000円のつみたてNISAから始めて、成長投資枠を使い始めたのは2024年の新NISAからです。その間ずっと、投資信託を淡々と積むだけ。それでも7年たってみれば、ちゃんと育ってくれていました(→ NISAを始めて7年で感じた3つの変化)。
順番としては、まずつみたて枠を自動で回す仕組みを作る。それが当たり前になってから、成長投資枠を考える。これで十分だと思います。成長投資枠の出番は「まとまったお金が入ったとき」なので、そういう場面が来てから考えはじめても、まったく遅くありません。
わが家が気をつけていること
枠を埋めることを目的にしない。上限があると、つい埋めたくなります。でもNISAの枠は「使わないと損」なものではなく、あくまで入れ物です。生活を削ってまで埋めるものではありません。
優先順位を先に決めておく。わが家では、使う時期が決まっている教育費は聖域、遠い将来の老後資金は調整弁、と決めています。家計が苦しくなったとき、どこから減らすかを先に決めておくと迷いません(→ S&P500の積立、やめる前に見直した5つのこと)。
高配当に増加を期待しすぎない。高配当のETFは「受け取る」ための商品なので、値上がりの勢いは投資信託ほどではないこともあります。役割が違うので、同じものさしで比べないようにしています。
まとめ
2つの枠のちがいは、年間の上限と買えるもの、そして買い方です。とくに「つみたて枠は積立でしか買えない」という一点が、実際の使い分けをほぼ決めていました。
わが家のやり方をまとめると、こうなります。毎月の決まった額はつみたて投資枠で自動積立。児童手当やボーナスなど、まとまって入ったお金は成長投資枠でオールカントリーを一括購入。そこに高配当ETFを足して、配当を受け取る。
制度の説明を読むと数字がたくさん出てきて身構えてしまいますが、決めることは「毎月いくら積むか」と「まとまったお金が入ったらどこに入れるか」だけ。数字が苦手な私でも、そこさえ決まれば、あとは自動で回っていきました。



まずはつみたて枠をひとつ、月5,000円からでも大丈夫。私もそこからでした。





