「貯まらない人」だった私が変えた3つの習慣|マイナス91万円からの話

こんにちは、つむぎです。今でこそ家計簿の記事を書いていますが、私はずっと「貯まらない人」でした。給料日には「今月こそ貯めるぞ」と意気込むのに、月末にはいつも残高がギリギリ。そんな状態が何年も続いていたんです。今日は、そんな私が変われたきっかけになった3つの習慣を書いてみます。特別なテクニックはひとつもありません。むしろ、拍子抜けするくらい地味な話です。

目次

スタートは、資産マイナス91万円でした

本格的に家計と向き合いはじめたのは2018年12月。当時のわが家は、貯金が262万円ありました。数字だけ見れば、そこそこ貯まっているように見えますよね。私もそう思っていました。

ところが同じ時期、奨学金・自動車ローン・携帯の分割払いを合わせて353万円の借金がありました。差し引きすると、資産はマイナス91万円。いわゆる債務超過です。しかも私は、そのことに気づいてすらいませんでした

つむぎ

「貯金はあるのに、なぜかお金が貯まらない」。その正体が借金との相殺だったと気づいたときは、正直ちょっとショックでした。

習慣① 貯金と借金を、同じ表に並べた

いちばん最初にやったのが、これでした。当時の私の頭の中では、貯金は貯金、借金は借金で、別々の引き出しに入っていたんです。通帳を見れば「262万円ある」と安心できるので、わざわざ借金と並べて見ようとしなかった。

そこで、貯金も借金も全部ひとつの表に書き出して、「結局うちはプラスなの、マイナスなの?」をはっきりさせました。結果はマイナス91万円。落ち込みましたが、知らないまま過ごすよりずっと良かったと今でも思っています。

不思議なもので、現在地が分かった途端に、なんとなく使っていたお金が「見えるムダ」に変わりました。どの借金から返すかも、感覚ではなく数字で決められるようになった。返済は「利息の高いものから」と決めて、あとは淡々と続けるだけです。そして2024年1月、最後の奨学金を完済しました(→ 資産マイナス91万円からのスタート)。

習慣② 「余ったら貯金」の式を、ひっくり返した

2つめは、貯金のやり方そのものを変えたことです。

それまでの私は「貯金=収入−支出」でした。使った残りを貯金にまわす考え方です。でも、これでは永遠に貯まりません。お金は、あればあるだけ使ってしまうものだからです。「今月こそ余ったら貯金しよう」と毎月のように言っていましたが、余ったためしがありませんでした。

そこで式をひっくり返しました。「支出=収入−貯金」。先に貯金する分を取り分けて、残ったお金で暮らす。同じ式に見えて、順番を変えるだけで貯まり方がまるで変わります。

コツは、給料日に自動で別口座へ移してしまうこと。生活費と同じ口座に置いておくと、結局使ってしまいます。目に見えないところへ動かせば、「最初から無い前提」で生活できるんですよね。意志の力ではなく、仕組みの力です(→ 先取り貯金のはじめ方)。

習慣③ 「上限」を決めた

3つめは、いちばん最近になって身についた習慣です。

先取り貯金を始めてしばらく経っても、まだ月によって収支がブレていました。家計簿を月別に並べてみて、ようやく犯人が分かりました。生活費の「月ブレ」です。少ない月と多い月で、2万円以上の差がありました。固定費はすでに見直し済みだったので、削れるのはもうそこしかなかったんです。

対策はシンプルに、「生活費は月◯万円まで」と上限を決めて書き出すこと。できていた月があるのだから、そこに戻すだけです。あわせて、変動費を袋に分けて管理する方法も取り入れました(→ 変動費を一袋方式にしてみた)。

もうひとつ効いたのが、特別費のルールを決めたことです。うちの特別費は、いつのまにか「なんでも箱」になっていました。生活費がきつい月に「これは特別費から出そう」と逃がしているうちに、服も外食も予防接種も入り込んでいたんです。何を特別費に入れるかを3行だけ決めたら、迷わなくなりました(→ 特別費が「なんでも箱」になっていた話)。

つむぎ

ケチるためのルールじゃなくて、迷わないためのルールなんです。決めた瞬間、頭のなかがすっきりしました。

逆に、やらなかったこと

これも書いておきたいのですが、極端な節約はしませんでした。1円単位で切り詰めたり、食費を無理やり半分にしたりは、たぶん私には続きません。実際、固定費を一度見直したあとは、もう削れるものがほとんど残っていませんでした。

それから、収入を一気に増やす裏ワザも探しませんでした。共働きで子ども3人、これ以上働く時間を増やすのは現実的ではなかったからです。だから、手元にあるお金の流れを整えることだけに集中しました。

まとめ

「貯まらない人」だった私が変えたのは、この3つだけでした。全部を同じ表に並べる。貯金の順番をひっくり返す。上限を決める。どれも地味で、才能も高収入も必要ありません。

逆に言えば、私が貯まらなかったのは意志が弱かったからではなく、仕組みがなかっただけだったんだと思います。マイナス91万円からでも、7年あればここまで来られました。もし今「うちは厳しいかも」と感じている方がいたら、まずは①の「全部を同じ表に並べる」だけでも試してみてください。現在地が分かるところから、全部が始まります。

つむぎ

気づいたときがスタートで大丈夫。私も気づくまでに、ずいぶん時間がかかりました。

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