金利が上がると家計はどうなる?|賃貸5人家族が調べた、預金・家賃・ローンへの影響

こんにちは、つむぎです。今年の6月、日本銀行が政策金利を1.0%に引き上げました。ニュースでは「約30年ぶりの水準」と大きく報じられていましたよね。そして8月からは、大手銀行の普通預金の金利も0.4%に上がりました。……とはいえ、「で、結局うちの家計はどうなるの?」と聞かれると、正直ピンとこない。今日はそこを、できるだけやさしく整理してみます。

つむぎ

30年ぶりって、私がまだ子どもだった頃の話ですよね。物心ついてからずっと「金利なんてないもの」だったので、正直こういう場面は人生ではじめてで。何をどう受け止めたらいいのか、よくわからないんです。

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そもそも「金利が上がる」ってどういうこと?

金利は、ひとことで言えばお金の「レンタル料」です。銀行にお金を預けるというのは、実は私たちが銀行にお金を貸している状態。だからレンタル料として利息をもらえます。逆にローンを組んで借りるときは、私たちがレンタル料を払う側になります。

この「レンタル料の相場」を大きく左右しているのが、日本銀行が決める政策金利です。2026年6月、日銀はこれを0.75%から1.0%へ引き上げました。それを受けて、三菱UFJ・三井住友・みずほの3行が、8月3日から普通預金の金利を0.3%から0.4%に引き上げています。

ここで大事なのが、金利が上がるというニュースは、立場によって意味が正反対になるということ。預けている人にはうれしい話で、借りている人には重い話。同じ出来事なのに、受け取り方が真逆になるんですね。だからまずは、自分の家計がどちら側に立っているかを確かめるところからだと思うんです。

預けている側にとっては、うれしい話

普通預金の金利が0.4%になると、100万円を1年間預けたときの利息は4,000円(税引前)。ここから約20%の税金が引かれるので、実際に手元に残るのは3,187円ほどです。月にならすと265円くらい。正直、これで生活が劇的に楽になるわけではありません。

でも、数年前の普通預金の金利は0.001%でした。同じ100万円で、利息はたったの10円です。並べてみると、桁がまるで違うんですよね。

金利100万円を1年預けたときの利息(税引前)
0.001%(数年前の普通預金)10円
0.4%(2026年8月〜の大手銀行)4,000円
1.0%(ネット銀行の定期など)10,000円

この表で私がいちばん「なるほど」と思ったのは、お金をどこに置くかで差がつくようになったということでした。金利がほぼゼロだった頃は、正直どの銀行に預けても同じようなもので、置き場所を考える意味があまりなかったんです。でも今は、大手銀行が0.4%なのに対して、ネット銀行の定期預金には1%を超えるものもあります。同じ100万円でも、年間で1万円近く変わってくることがある。これは、金利がゼロに近かった頃にはなかった差ですよね(我が家の口座の分け方はこちらの記事に書いています)。

借りている側には、じわっと重い話

一方、お金を借りている人にとっては負担が増える方向です。住宅ローンの変動金利は、2026年8月時点でだいたい1.08%あたり。全期間固定のフラット35は3.29%ほどになっています。

ここで少しややこしいのが、変動金利で借りていても、毎月の返済額はすぐには変わらないことが多い点です。多くの銀行には「返済額の見直しは5年に一度」「上がっても前回の1.25倍まで」というルールがあるからです。一見やさしい仕組みに見えるのですが、返済額が据え置かれる間は、支払いのうち利息の割合が増えて元本が減りにくくなります。つまり、家計簿の上では何も変わっていないのに、気づかないうちにじわじわ効いてくる負担なんですね。

影響を受けるのは住宅ローンだけではありません。車のローン、教育ローン、そしてカードローンやリボ払いも同じです。特にリボ払いはもともとの金利がかなり高いので、金利が上がる局面ではいちばん高いものから片づけるのが基本になります(借金との付き合い方についてはいい借金・悪い借金の記事にも書きました)。

賃貸のわが家に、影響はある?

わが家は5人家族で賃貸暮らしです(家は借りる?買う?の記事で、なぜ今は賃貸なのかを書きました)。住宅ローンを抱えていないので、金利上昇の直撃は受けません。でも、ゼロかというとそうでもないんです。調べてみたら、3つほど思い当たりました。

①家賃:大家さんも物件のローンを抱えていることが多いので、金利が上がればその負担は増えます。もちろんすぐに家賃へ跳ね返るわけではありませんが、更新のタイミングで値上げの話が出る可能性はあります。実はわが家にも値上げの通知が届いたことがあって、交渉して据え置きにしてもらった経験があります。

②預金:生活防衛費として現金で置いている分に、ようやく少しだけ利息がつくようになりました。これは素直にうれしいところです。

③投資:金利が上がると企業がお金を借りるコストも上がるので、株価は揺れやすくなります。値動きを見ると心がざわつきそうになるのですが、わが家は積立を淡々と続ける方針にしています(ドルコスト平均法の記事)。

つむぎ

「賃貸だから金利なんて関係ない」と思っていたのに、家賃・預金・投資と、意外といろんなところに顔を出すんですね。

今、わが家が考えていること

大げさなことはしていません。私が決めたのは、次の3つだけです。

ひとつめは、預金の置き場所をひとつだけ見直すこと。全部の口座を動かすのは大変なので、当分使う予定のないお金の置き場所だけを考え直します。毎日の生活費が出入りする口座は、使い勝手が最優先なのでそのままです。

ふたつめは、金利の高い借入から片づけること。もし高い金利の借入が残っているなら、ここに手をつけるのがいちばん効果的です。金利が上がる局面では、返すこと自体が「確実なリターン」になりますから。

みっつめは、慌てて何かを始めないこと。金利が上がったからといって、投資の方針を大きく変えたりはしません。これはインフレの記事を書いたときにも感じたことなのですが、こういうニュースは「怖がる」より「知って備える」ほうが、ずっと気持ちが落ち着くんですよね。

なお、金利の水準はこれからも動いていきます。この記事に書いた数字は2026年8月時点のもの。実際に預け先やローンを選ぶときは、必ず最新の条件を確認してくださいね。

まとめ

金利が上がると、預けている人がもらう利息は増えて、借りている人の返済は重くなります。同じニュースなのに、預ける側か借りる側かで、意味がまるで逆になるんですね。だからまずは、自分の家計がどちら寄りなのかを確かめるのがいちばん早いと思いました。

わが家は賃貸で大きな借入がないので、どちらかといえば得をする側でした。なので今回やることは、当分使う予定のないお金の置き場所を見直すことだけ。それ以外は今までどおりです。数字が苦手な私でも、ここまで分かれば十分でした。

つむぎ

自分は預ける側か、借りる側か。まずはそれだけ確かめてみてください。それだけで、金利のニュースがぐっと読みやすくなりますよ。

🌱 最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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