こんにちは、つむぎです。「借金」と聞くと、なんとなく全部がいけないことのように感じますよね。私もずっとそうでした。
でも実は、わが家が家計管理を始めた2018年12月の時点で、貯金は262万円あるのに、借金が353万円ありました。奨学金、自動車ローン、携帯の分割払い。差し引きすると実質マイナス91万円です。詳しくはブログの原点の記事に書いていますが、当時の私はこのマイナスにすら気づいていませんでした。
そこから借金と向き合う中で知ったのが、借金には「いい借金」と「悪い借金」があるという考え方。今日はFP2級ママとして、そしてマイナスから返してきた経験者として、この話をまとめます。
つむぎ正直、ぜんぶひとくくりに“悪”だと思い込んでいたんです。でも分けて考えてみたら、ずいぶん見え方が変わりました。
「いい借金・悪い借金」の違いは、2つの質問でわかる
区別のしかたはシンプルです。この2つを自分に聞いてみてください。
- 借りたお金は、将来の価値や収入につながる?(家・教育・スキル…あとに何かが残るか)
- 金利は、その価値を食いつぶさない水準?(低金利なら味方に、高金利なら敵になる)
| いい借金 | 悪い借金 | |
|---|---|---|
| 目的 | 将来の価値・収入を生む | 今の消費を先送りする |
| 金利の目安 | 低い(年1%前後〜無利子も) | 高い(年15%前後も珍しくない) |
| あとに残るもの | 家・学び・収入源 | 返済だけが残る |
| 代表例 | 住宅ローン・奨学金・事業資金 | リボ払い・キャッシング |
いい借金の例:条件つきの「味方」
- 住宅ローン:年1%前後の低金利で借りられて、住まいという資産が残る
- 奨学金:教育という、一生ものの投資につながる(無利子型もあります)
- 事業のための借入:収入を生み出す可能性がある
ただし「いい借金」でいられるのは、金利が低い・計画的に借りている・無理なく返せる見通しがあるの3つがそろっているあいだだけ。身の丈を超えた住宅ローンは、名前は同じでも中身は別物になってしまいます。
悪い借金の例:リボ払いを数字で見ると、ちょっと怖い
リボ払い・キャッシング・無計画なカードローン。共通点は金利が高く、使ったものが手元に残らないことです。どのくらい高いのか、実際に計算してみました。
たとえば30万円の買い物をリボ払い(実質年率15%・毎月1万円の定額返済)にすると——
- 完済までの回数:38回(約3年2ヶ月)
- 支払う利息の合計:約7.8万円
- 総支払額:約37.8万円
30万円のテレビを買ったつもりが、気づけば38万円弱払っている。しかも3年後まで毎月の家計に返済がのしかかり続けます(※利息は金利や返済方式によって変わります。あくまで目安の試算です)。



リボの怖さは「残高が見えにくい」ことなんです。毎月の支払いがずっと同じ額だと、なんとなく減っている気がしてしまう。でも実際は、利息の分だけなかなか減っていません。
じゃあ、携帯の分割や車のローンは?——わが家の答え
「いい・悪い」の2択に収まらない借金もあります。まさに当時のわが家がそうでした。奨学金・自動車ローン・携帯の分割払い。どれも金利は低め、あるいはゼロ。決して“悪い借金”ではありません。
でも、これらの借金には別の怖さがありました。「貯金262万円ある」という安心感の裏で、家計が実質マイナスであることに気づかせなくする怖さです。借金は借金、貯金は貯金と、頭の中で別々の引き出しに入っていたんですね。金利が低くても、「見えていない借金」はじわじわ家計の自由を奪っていきます。
見分けるポイント3つ
- 金利が高すぎないか(年15%は「敵」、年1%なら「使いよう」)
- 何のための借金か(将来に残るのか、消えて終わるのか)
- 無理なく返せる計画があるか(そして、その借金の存在をちゃんと「見えて」いるか)
完璧に見分けようとしなくて大丈夫。借りる前に「これはどっちかな?」と一度立ち止まる。その“ものさし”として持っておくだけで、ずいぶん違います。
わが家が353万円と向き合ったときにやったこと
わが家の場合、最初にやったのは貯金も借金も全部ひとつの表に並べることでした。「結局うちはプラスなの?マイナスなの?」をはっきりさせる。すると「どの借金から返すか」も、感覚ではなく数字で判断できるようになりました。
金利の高いものから優先して整理して、無利子の奨学金は焦らずコツコツ。最後にまとめて返し終えたときのことは、今でも覚えています。



無利子でも、返し終わった日はやっぱり最高に身軽でした。コツコツ貯めて一気に返して、本当によかったです。
いちばん大切なのは「自分が納得できるか」
ここまで「いい・悪い」と分けてきましたが、最後はこれに尽きると思っています。同じ住宅ローンでも、納得して計画的に借りた人には心強い味方になり、なんとなく借りた人には重荷になる。借金そのものより、「自分がその借金をちゃんと理解して、納得しているか」のほうが、ずっと大事です。
借金との付き合い方は、家庭それぞれ。無理にゼロを目指さなくてもいいし、逆に「気持ちが軽くなるなら早く返す」も立派な正解です。
まとめ
- 借金は「将来に残るか」「金利が高すぎないか」で性格が分かれる
- リボ払いは30万円の買い物が約37.8万円に。数字で見ると怖さがわかる
- 低金利でも「見えていない借金」は家計の自由を奪う。まず全部を一つの表に
- 最後のものさしは「自分が納得できているか」
わが家がマイナス91万円からどう家計を立て直したかは、こちらの記事で詳しく書いています。クレジットカードまわりの管理は引き落とし管理の記事もどうぞ。



借金を「なんとなく怖いもの」から「正体のわかるもの」に変えるだけで、家計はぐっとラクになります。一緒にゆるっと、整えていきましょうね。








