教育費の備え方に正解はないけれど…保険を手放して見つけた新しい貯め方

「教育費のために保険に入れば安心」──そう思って、私は変額個人年金保険を2本契約しました。

1本目は2019年、長女が生まれたタイミングで。そしてもう1本は2025年のはじめに。

ところが先日、久しぶりに返戻金を確認してみたら思わず固まりました。

「えっ、6年も払ってきて、これだけ?」

そこから一気に我に返り、2本とも解約することに。今回はその体験談と、解約後に見直した教育費の貯め方についてまとめます。


目次

教育費のために、2度も契約した変額個人年金保険

私が最初に変額個人年金保険に加入したのは2019年、長女が生まれてしばらくした頃でした。
それまでは積立NISAで投資をしていたのですが、「教育費としてのお金」をどう準備するかを考えるようになり、FPさんに相談。そのときに提案されたのが変額個人年金保険でした。

「教育費=保険で備える」という安心感もあり、言われるまま契約。
そして今年1月、教育費はまだまだ必要だと思い、再びもう1本契約してしまいました。

FPさんに提案されると、つい安心して契約しちゃうんですよね…!


アプリで運用状況を見ても…なかなか増えない

私が加入した保険には、運用状況を毎日確認できるアプリがありました。最初はワクワクしながら見ていたのですが…実際には「まあ増えない、増えない」。

5年ほど続けて、ようやく「少し増えてきたかな?」と思える程度。
設計書ではもっと順調に増えていくイメージだったのに、積立NISAで投資しているものと比べると増え方のスピードが全然違いました。

「NISAのまま運用していた方が良かったのでは?」とモヤモヤが募っていきました。

毎日アプリで確認できるせいで、逆にストレスでした笑


支払額と返戻金の差を見て、完全に目が覚めた

そして久しぶりに返戻金を確認してみたところ…

  • 1本目(2019年契約):
     支払総額 754,920円 → 解約返戻金 884,759円
     → 6年も続けて「え、これだけ…?」
  • 2本目(2025年契約):
     支払額 約18万円 → 解約返戻金 約7万円
     → 「一体11万円どこいったの…?」

数字を見た瞬間、私の中で何かがプツンと切れました。

「もう続ける意味はない。解約しよう」


解約手続きは驚くほど簡単だった

解約すると決めたら、そこからは本当に一瞬でした。

代理店に連絡 → 保険会社からメール → 指示通りに入力して数分で完了。

「こんなに簡単なら、もっと早くやればよかった…!」

長年モヤモヤしていた気持ちがスっと軽くなり、逆に「これからどう貯めていこう?」と前向きな気持ちになれました。


【新プラン】「貯める教育費」と「使う教育費」を分けることにしました

今回の解約によって、毎月25,000円が浮きました。

さらに、これまでNISAで積み立てていた40,000円のうち、

  • 30,000円 → 生活費用のS&P500に振替
  • 10,000円 → 教育費の積立に回す

ことで、以下の形で教育費を準備することにしました。


✅ 教育費の新しい内訳

用途金額方法
貯める教育費月20,000円オールカントリーに投資
使う教育費月15,000円現金で積立(習い事など)

さらに、解約返戻金は教育費口座に入金し、合計150万円に。
まずはこの150万円を大学費用の土台として現金で確保しつつ、余力が出れば投資にも回していく予定です。

「貯める」と「使う」を分けることで、かなり気持ちがスッキリしました!


まとめ:遠回りしても、今日が一番若い日

教育費のため方に、きっと正解はありません。

もしかしたら「使わないかもしれない」し、逆に思った以上に必要になることもあるでしょう。

それでも私は、子どもに「お金がないから」と夢を諦めてほしくない。

どんなことがあっても大丈夫なように、これからも少しずつお金を貯めていきたいと思います。

結構遠回りしてしまったと感じることもありますが、合言葉は「今日が一番若い日」。

今できることを積み重ねながら、教育費も資産形成も前向きに続けていきます。

「後悔より行動!」を合言葉に、またコツコツ頑張ります。

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