家賃値上げの打診、交渉して防いだ話

家計を預かる身として、固定費の「家賃」はとても大きな支出です。今回、我が家も2年に一度の更新のタイミングで「家賃を上げます」と打診を受けました。金額は月額約1,500円のアップ。年間にすると18,000円。小さな額のように思えますが、積み重なれば決して軽くはありません。

正直、最近の物価高騰のことを考えれば「家賃が上がるのも仕方ないかな」と思いました。でも、物価高に苦しんでいるのは我が家も同じ。思い切って「ダメもと」で交渉に挑んでみることにしました。


目次

交渉の流れ

我が家が住んでいるのは大手の管理会社物件。問い合わせなどはアプリから行います。色々書くのではなく、シンプルに「現状維持を希望します」とだけ入力しました。

家賃据え置きについて連絡を入れたのが6月22日。翌日に「社内で検討します」と返事はあったのですが…その後、待てど暮らせど音沙汰なし。ついには指定された「更新期限」を過ぎてしまいました。

不安に思った私は、再度「まだ回答をいただいていません。継続の意思はあります」とチャットに入力。それでもしばらく返事がなく、ようやく7月15日、更新期日を半月も過ぎたところで「据え置きでの認可が出ました」との連絡がありました。

期限を過ぎても返事がないって、すごく不安でした…。毎日アプリを確認してはため息、みたいな日々。でも最後に『据え置き』と聞けたときは、肩の力が抜けました。


家賃交渉をする前に調べたこと

今回、交渉するにあたり「どうやったら通る可能性があるのか」を少し調べてみました。

①相場を確認する

まずは周辺の物件を調べて、今の家賃が高いのか安いのかをチェックしました。SUUMOやHOME’Sなどのサイトで同じエリア・間取り・築年数の物件を比較すると、おおよその相場が見えます。

正直、相場を調べて『うちの家賃はそこまで高くないかも』と思ったので、これは厳しいかな?とも感じました。それでも声をあげてみて良かったです

②交渉のポイント

・シンプルに「現状維持を希望します」と伝える
・近隣相場と比べて割高感がある場合は、そのデータを伝える
・長く住んでいる場合は「今後も住み続けたい」とアピールする


ここだけは知っておきたい!家賃交渉の豆知識

📌 実は、借りている人の権利の方が強いって知っていましたか?

大家さんが「値上げします」と伝えてきても、借りている側が承諾しなければ、すぐに退去を迫られることはありません。法律上、正当な理由がない限り、大家さんは一方的に契約を解除できないのです。

もちろん、交渉がまとまらなければ契約更新が難しくなることもありますが、「拒否=即退去」ではないというのは安心材料。知っているだけで気持ちがずいぶん楽になりますよね。

『借り手の方が権利が強い』と知った瞬間、ちょっと勇気が出ました。知らないと『交渉なんて無理だよね』で終わってしまうので、調べてみて本当に良かったです


交渉を終えて思うこと

今回、無事に家賃は据え置きになりましたが、管理会社とのやり取りは正直スムーズではありませんでした。「期限を過ぎても返事が来ない」というのは精神的に不安でしたね…。

ただ、それでも「知識を持っていれば、行動できる」というのは大きな学びでした。もし何も調べずに「値上げなら仕方ないか」と応じていたら、これから毎年18,000円が出ていくことになっていたと思うと、交渉して本当に良かったです。

「家賃交渉ってなんだかハードル高そう…」と思っていましたが、実際やってみると、意外とシンプルなやり取りで済みました。もちろん全部がうまくいくわけではないと思いますが、声をあげてみることって大事だなと実感しました。


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