不正利用に気づいたきっかけ
7月末、いつものように家計簿のために夫の銀行口座の引き落とし予定額を確認していたときのこと。見覚えのない金額がありました。
「あれ?家計簿に載っていない…」と不思議に思い、夫にカード明細の確認をお願いしました。
すると、明細には以下のような請求が出ていたのです。
- AMAZON DOWNLOADS 980円(6月7日付)
- アマゾンプライム会費 600円(7月19日付)
我が家はAmazonプライムを「年払い」で契約しているため、月払いの請求があるのはおかしい。さらに「Amazon Downloads」なんて利用した覚えもありません。すべてAmazon関係の請求…これは怪しいと感じました。

「え?なにこれ?知らない請求がある!」と思った瞬間、血の気がサーっと引きました…
【ステップ1】Amazonに確認
まずはAmazonのチャットサポートで問い合わせ。
結果は 「当社からはこの請求は行っていません」 との回答でした。
つまり、今回の請求はAmazonを装った不正利用である可能性が高いと判明。
Amazonからは「カード会社に伝えてください」と案内されました。
【ステップ2】楽天カードに問い合わせ
夫が利用していたのは楽天カード。メールで状況を説明し、Amazonからの確認結果を添えて問い合わせました。
調査の結果、楽天カードからは 「返金対応を行います」 との回答があり、あわせてカードの再発行手続きも進めました。
返金までのスケジュール
- 7月30日 不正利用に気づく
- Amazon確認 → 楽天カードへ連絡
- 8月12日 返金対応完了
合計1,600円程度の被害でしたが、2週間で解決しました。
クレジットカードの不正利用に気づく方法
今回のケースは「家計簿チェック」で気づけましたが、それ以外にも早期発見の方法があります。
不正利用に早く気づくポイント
- カード利用通知メール・アプリを設定
- 家計簿アプリ(マネーフォワードMEなど)を利用
- 毎月、口座の引き落とし予定額をチェック



小さな額でもスルーせず「本当に自分が使ったか?」を確認することが大事です
クレジットカード不正利用の原因・手口とは?
我が家のケースでは原因は不明でしたが、一般的に次のような方法でカード情報が悪用されると言われています。
- フィッシング詐欺:偽メールや偽サイトでカード情報を入力させる
- スキミング:支払端末に仕掛けられた装置でカード情報を読み取られる
- 情報漏えい:利用したサービスやネットショップから流出
- 怪しいサイト利用:不正な通販サイトやダウンロードサイトで入力した情報が悪用される
👉 「自分が注意していても相手先で情報が漏れる」ことがあるため、完全に防ぐのは難しいのです。
不正利用に気づいたときの正しい対応手順
今回の経験をもとに、一般的な流れを整理しました。
- 明細を確認 → 覚えのない請求を見つける
- 加盟店に確認 → Amazonなど、利用店舗へ照会
- カード会社に連絡 → 調査依頼、返金対応、カード停止
- カードを再発行 → 新しい番号で安全に利用
- 明細をしばらく注意深く確認 → 被害の再発を防ぐ



パニックになりがちですが、「加盟店 → カード会社」の順に動けばスムーズです
家計管理が不正利用の早期発見につながる
今回の被害は少額でしたが、数万円〜数十万円だったら…と思うとゾッとします。
ただし、普段から家計簿をつけていたからこそ気づけた ことも事実。
「節約のため」だけでなく「家族のお金を守るため」にも家計管理は大切だと実感しました。
まとめ
クレジットカードの不正利用は誰にでも起こり得るものです。
完全に防ぐのは難しくても、次のことを意識すれば被害を最小限に抑えられます。
- 明細や家計簿をこまめにチェックする
- 不審な請求を見つけたら加盟店とカード会社にすぐ連絡
- 被害額が少額でも必ず対応する
家計管理は節約だけでなく、「お金を守るためのセキュリティ」でもある。今回の体験を通して、そう強く感じました。